順位戦

順位戦は「タイトル戦の予選」の1つですが、他にはない特徴をもっています。

①格付けシステム                                                                 「順位戦」はA・B1・B2・C1・C2と5クラスに分かれ、これによって各棋士の基本給が決まります。また上のクラスになるほど、棋戦の予選免除などの待遇が得られます。

昇級するためには、丸1年かけて行われるリーグ戦の成績で上位2~3名に残らねばなりません。一人につき10数局行われますが、1敗で上がれないケースもある過酷な世界です。

②その年度の「A級」からしか「名人」には挑戦できない。                    他のタイトルなら、棋士になったばかりでも、勝ち抜くことができればタイトル挑戦が可能ですが、名人だけはA級からしか挑戦できません。

年に1階級しか昇級できないため、プロデビューから名人挑戦まで、最低でも5年かかります。藤井聡太竜王はC1で1年残留しており、今回5年目でA級に昇級しました。6年目に当たる来年度、名人挑戦を目指すことになります。

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