名古屋将棋対局場こけら落とし

中部地方で初のプロ公式戦常設対局場として「名古屋将棋対局場」が設置されました。

このことは、以前このブログでも触れています。

その「こけら落とし」の対局として、藤井聡太五冠と日本将棋連盟会長佐藤康光九段による順位戦A級1回戦、そして、藤井五冠の師匠の杉本昌隆八段と、佐々木慎七段の順位戦B級2組の対局が行われました。

さて、SNSをのぞいてみると、将棋ファンの間では、歴史的意義や藤井五冠の圧倒的強さもさることながら、別のことも話題になっていました。

「こけら落とし」の「こけら」は漢字で「杮」と書き、「柿」という字とまぎらわしいということです。

昔は手書きが多く、辞書を引くのも少し手間なので、「杮」(こけら)などという字を見る機会は少なかったと思います。それが、PCやスマホの普及で、自然に漢字に変換して、そのまま発信することが多くなり、敬遠されていた「難漢字」が復権してきたということでしょう。

将棋でとくに目につくのは「捌く」という言葉。かつてはほとんど「さばく」「サバく」と書いていました。筆者は、中学生のころに辞書で調べたのを覚えていますが、新しい本で将棋の勉強する人たちは自然と覚えていくのでしょう。

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