第80期名人戦七番勝負第4局一日目

渡辺明名人に斎藤慎太郎八段が挑戦する第80期名人戦は4局目となりました。
現在渡辺名人から見て2-1となっています。

矢倉、角換わり、角換わり、ときて、相掛かりという戦型になりました。

先手の斎藤八段が自陣に角を据えたのが研究手ですが、似た形でソフトがよく提示する手と言う印象です。渡辺名人も想定の範囲内だと思います。

渡辺名人が香車をあっさりとらせたのは驚きました。将棋の形勢判断は「四つの要素」が基本で、その一つが駒の損得です。もちろん上達すればするほど、複雑な判断が要求され、難解になりますが、全く同一の戦力から始まる将棋では、香車一枚でも、重みがあります。
これで形勢の均衡が取れているのが、さすがトップ棋士の対局と改めて思います。

封じ手以降、抜き差しならない局面をむかえるのは確実ですので、明日が楽しみです。

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