第80期名人戦七番勝負第3局一日目

渡辺明名人に斎藤慎太郎八段が挑戦する第80期名人戦は、渡辺名人が2-0となっています。2局とも完璧な内容でした。本日第3局が始まりました。

前局に続き角換わりになりました。先後は逆になっています。後手の斎藤八段が、序盤から研究手を出してきました。渡辺名人は慎重な手で対応しているという印象です。なかなか見ない応酬でありながら、形勢は互角というのがさすがです。

とはいえ、研究に持ち込んだはずの斎藤八段の方がだいぶ時間を使っているのが気になります。この記事を書いているのは、「午後のおやつ」が出た後ですが、消費時間に3時間の差と言うのは、想定局面にしては随分多いという印象です。あるいは、研究勝ちを目指すというよりは、先手の渡辺名人に迷ってもらい、双方とも時間を使う展開を想定していたのでしょうか。

いずれにしても、形勢互角のままじりじりした戦いが続きそうです。封じ手周辺に注目です。

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