名古屋対局場(仮称)

タイトル戦は、日本の各地と一部海外からも招致されますが、普段の対局は、ほとんどが東西の将棋会館で行われています。

プロ棋士の所属は、在住地によって、東京と関西に分かれます。
藤井聡太竜王は東海在住、関西本部所属です。対局者の所属が分かれている場合、
原則、席次が下の棋士が遠征して対局となります。藤井聡太竜王の序列は第一位なので、
大半の対局を関西将棋会館で迎えます。但し、「順位戦」は席次に関係なく移動があります。

このたび、連盟が「名古屋対局場(仮称)」を設置するそうです。
場所は、名古屋駅前の「ミッドランドスクエア」というトヨタ自動車が所有する地上47階の超高層ビルの25階です。

この対局場は「順位戦」から使用される予定だそうです。以前の記事にも書いた通り、「順位戦」はリーグ戦なので、A級なら9局必ず対局があります。藤井聡太竜王の対局が全部この会場になるわけではありませんが、少なくとも、トーナメントの途中で負けてしまって残りの対局がなくなることはありません。確実に藤井聡太竜王のスケジュールを押さえることができるので、トヨタからすると安心だろうと思われます。

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