実力差が大きい(段級差がある)場合、駒落ちを採用することがあります。
上手が自分の飛車や角などの駒を駒箱に片づけ、少ない戦力で対局します。
プロ棋士の指導対局や、将棋会館の道場が有名です。
当塾でも、講師との対局は駒落ちを採用します。
駒落ちを指す意義とは何でしょうか。
まずは技量に優る相手に、ハンデをつけて勝ちきること。
そして、その裏で、格上と戦うとき特有の得体のしれないプレッシャーに立ち向かうこと。
釣り合った手合い割で対局すると、奥の深い攻防が生じやすくなります。こういうところは、アマチュア同士であっても、芸事の深淵に触れる思いがします。
プロ棋士に指導を受ける機会が得られれば、より高度なプロの秘術を体感できます。