一期一会

筆者の所属する「錦旗会支部」のモットーは「一期一会」です。これは井伊直弼の『茶湯一会集』(ちゃのゆいちえしゅう)にある言葉です。先人たちの築きあげてきた茶の湯の精神を一言に著した言葉だそうです。

受験的には、彦根藩主井伊直弼と言えば、日米修好通商条約(1858)の調印を専断した大老として有名です。政治家としては賛否の分かれる人物ですが、高名な茶人の顔も持っているようです。

この「一期一会」は、茶道に限らず、何事にも通用する価値観だと思います。全国大会のような特別な機会はもちろんのこと、普段から一局一局、心をこめて将棋に向き合うことで、勝っても負けても、充実した時間を過ごすことができます。

生徒の皆さんを指導するときも、何コマかの内の一つというのではなく、その1回の時間を大切にすることを心がけています。

タイトルとURLをコピーしました