第80期名人戦七番勝負第1局一日目

戦型は「矢倉」となりました。

この戦型は、平成半ばくらいまでは、最もよく指されていました。アマチュアでも、この戦法を最初に習う人が多く、これしか知らないという方もたくさんおられます。

お互い王様をしっかりと囲いますが、反面、相手の攻撃陣が一斉に襲い掛かってきます。ノーガードの打ち合いもあれば、じりじりした押し合いにもなります。

「矢倉は将棋の純文学」と言ったのは、故米長邦雄永世棋聖で、これは将棋ファンにとっては非常にしっくりくる表現でした。

渡辺名人も斎藤八段も、もともと矢倉を最も得意とする棋士ですので、二日制持ち時間9時間で、どのような内容を見せてくれるのか楽しみです。

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