将棋が強くなるためには②詰将棋

「詰将棋」は必然の手順で相手玉を詰ませる問題です。
「作意」とよばれる正解手順は最長かつ1通りの手順しかなく、詰ます側の持ち駒も余りません。
練習用の簡単なものから、妙手を多く含んだ複雑なものまであります。

王を詰ます問題という性質上、終盤を想定していると思われがちですが、
理詰めで読み切る力を養うという効用もあります。

強くなるための取り組み方としてよく言われるものは、「短い手数のものをたくさん解く」ということです。棋力にもよりますが、大体7手詰め以内を大量に解くのが基本です。

浦野真彦八段『詰将棋ハンドブックシリーズ』(浅川書房)は手数別に1手詰~7手詰まで刊行されており、すっかり定番となっています。多くの教室で紹介されていますし、ブログやSNSなどでは、勉強熱心な人が日々の進捗をあげていたりします。

初心者や初級者の方なら、まず1手詰か3手詰のものから始めてみるのがいいと思います。
短手数のものでも、上達してからもずっと使えるのが素晴らしいところです。

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